バスキア・ライフ・イン・ジャパン|Jean‐Michel Basquiat’s life in Japan

ドローイング

ドローイング

ドローイングとは英語の「drawing」から来ており、線画で対象を描くことを指します。
美術用語でドローイングは「線画」と訳され、線がメインになる作品ということです。
道具としては、鉛筆、ペン、木炭などがよく使われるとのことで、基本的には、一色だけとなり、線が主役でなければ「線画」とは呼べないという解釈です。

 

この「drawing」はデッサンの意味もありますので言葉としてはデッサンとドローイングは同じものと解釈しがちですが、本質的にデッサンとドローイングは微妙に違う意味で使っています。
あくまでも、デッサンは対象の形態を明暗など平面に描画することで、例えば木炭や鉛筆を使って、対象を正確に描き写すのはデッサンとなります。

 

一方、ドローイングとは線画が主体であり、シンプルな描線で対象をざっくりな感じで描きます。
デッサンがじっくり時間をかけて対象を映すなら、ドローイングとは即興で描く感じです。

 

ただドローイングはモノクロだけでなく色彩を使ったものも含まれ、鉛筆でも絵具でも線画として即興的に描かれたものはドローイングと言えるでしょう。

 

いくつか説があるようです。

・ドローイングとデッサンは別物
・ドローイングはデッサンの一部
・デッサンはドローイングの一部

 

多分、何を完成品とする作家かによって捉え方が異なると言えます。

 

結論とすると、「デッサン」はドローイングの一部であって、「ドローイング」とは、線が主役の絵のこと指します。

 

 

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